1949-09-16 第5回国会 衆議院 予算委員会 第17号
そこでこの災害に対しましては、御承知の通り、本年は予算の上で予備金という制度もございませんで、新聞紙等でおそらく御承知でありましようが、春以來のキテイまでの台風に対しましては、とりあえず第四・四半期の公共事業費の差繰り並びに地方に対する緊急の融資、こういうような應急措置をとつたのであります。その全額は総計五十五億三千百万円になつておると思います。
そこでこの災害に対しましては、御承知の通り、本年は予算の上で予備金という制度もございませんで、新聞紙等でおそらく御承知でありましようが、春以來のキテイまでの台風に対しましては、とりあえず第四・四半期の公共事業費の差繰り並びに地方に対する緊急の融資、こういうような應急措置をとつたのであります。その全額は総計五十五億三千百万円になつておると思います。
今日の段階におきましては、政府に対して應急措置を要求するということはすでに過ぎました。根本対策を立てなければならぬときになつておるのではないかというふうに私ども考えるのであります。委員会といたしましては、今回の視察が終りました折におきまして、過去の視察の結論を総合いたし、將來の災害復旧並びに予防に対して根本的の対策を委員会として立てるようなお運びを、特に委員長にお願いしたいと思うのであります。
それから第四点といたしましては、今度の災害につきましても、各地方における應急措置が非常にうまく行つておらない。たとえば静岡縣の東伊豆方面の伊東なんかにおきましては、相当大きな被害を受けたのでありますが、罹災の人たちは住むに家なく、西小学校という学校に避難している。電氣もつかない、雨漏りのするようなところに入つておりまして、着るものもなし、着て寝るふとんもない。
しかしながらこれに安心することはもとよりできませんから、でき得る限りすみやかに應急措置としての災害復旧と、ここで根本的の治水計画をでき得る限り早くいたしたいという考えを持つております。そして許された予算の範囲内において、ただいま江崎委員、松井委員の御発言のごとく十分に監督いたして、間違いのないように工事を進行いたしたいと存じておる次第であります。
○青木國務大臣 ただいまのお言葉はまことにごもつともでございまして、私どももここで災害対策として應急措置だけを考えるということでなしに、一歩進みまして、災害対策全般について考える。
これらの被害については、当省としましては万全の應急措置をとり得るよう、各種の対策を講じているわけでありますが、今次のキティ台風による被害に対する措置について申し上げますと、電信回線にありましては、障害回線を経由する電報は他の迂回線路により傳送し、他に迂回の途のないものは着信局もよりの局まで傳送し、その局から使送する方法をとつて、通信の確保に努めたのであります。
それから台風被害等に対する資金等をすみやかに出せ、これはまことにごもつともな話でありまして、そのことのためには実はわれわれも非常な努力をいたしまして、一日もすみやかにそれが使えるように、應急措置としてはどうするかといつたようなこともこれまで相談をし、その決定を急いだ次第でありまして、二十一億がすでに決定済みであることは御承知の通りであります。
本年度の應急措置についてはそういうふうに運んでおるわけでありますが、いずれにしましても一つ補正予算の目途のつき次第地方債の枠を相当程度拡張して頂かなければ、現在の程度では復旧工事が進まないという現状でございます。
○安孫子説明員 臨時職員の点は、十分満足すべき人数というわけには参りませんが、二十四年度の特別会計の予算にも幾分その点を計上しておりますので、來年度を待たず、本年度も彌縫的ではありますが、應急措置をとり得ることにはなると思います。 〔「思いますではわから事ない」と呼ぶ者あり〕
これに対しては固より只今の應急措置では不十分なことは承知いたしておりますので、尚被害の現場を具さに調査いたしまして、対りないものは今大藏大臣の言われる通りの措置を講じ、又臨時國会において、災害復旧費に対する予算をできる限り多く要求いたして、そうして災害の復旧に努めたいと思つている次第であります。
なおわれわれは協力して應急措置をとりましたけれども、さらに恒久的な対策として、政府としては資金の許す範囲内におきまして、漸次災害対策方面にその資金を持つて行くということを考えております。
ただいまも申し上げました通り、緊急、應急措置ではもとより不十分であります。地方の民心を安定せしめる上において、食糧の生産の上から見まして、その他あらゆる方面から見まして、これでは不十分でありますから、ぜひとも補正予算として災害復旧費を計上いたしたいという努力をいたしております。
○青木國務大臣 安定本部長官といたしましては、これまで應急措置として出しております。予算はこれも一ぺんにすぐ使うわけでありません。これを應急に措置しておるのでありまして、この後のものについては、予算の補正等について考慮するということを申し上げておるのでありまするから、きわめて現実的であると申してさしつかえないと思います。
從いまして、出水前期の應急措置といたしまして、すでに補助不足額約二億四千万円を縣にて立てかえまして、六百九十三箇所を完成せしめておりましたが、いまだ約四百箇所の危險箇所が残つておる状態であります。
それから今お話のありました被害防止との関係でありまするが、公安官の持つております任務は、國有鉄道の列車または停車場における現行犯罪についてというところに、司法警察職員等指定應急措置法できめられておるわけであります。
ところでそのうちの二十四年度の應急措置の分が四十七億一千八百五十八万九千円、起債額がそれと又同額、昭和二十五年度以降の平均額が六十九億三千四百五十一万五千円、こういう計算になるのでございます。
第三には、從來われわれが一應正確だと見ておりました府縣からの報告に基いた六・三予算の計数の整理を現実の個々の学校について、個々の市町村について一々これを洗い上げまして、彼此融通のできる余裕面積を実際この六・三制完全実施のために充当させて、なおかつ絶対に不足する関係のものを洗い出しまして、それの計数に基いて一應本年度の應急措置として、非常にみじめな状態にあります個々の学校を個々の單位の村について洗い上
應急措置法の下におきますように、ただ日本國憲法の規定を受けまして、被疑者は不利益な供述を強制されるものではないということを注意的に刑事訴訟法に書いて置いて頂けば、それで警察官に関する心構えとしても私は十分ではないか、かように考えておるのであります。
実例といたしまして、これは應急措置法の当時でありましたが、例の日本タイプライターの爭議の事件等におきましては、或る警察署に留置いたしました全部の者が申合せまして、名前も何も言わないということがあつたのであります。
そこで非常手段として、九月の出水に間に合うだけの應急措置は何とか工面して金を出さなければならない、出してやりたいというので、いろいろ奔走した結果、今の融資の繰上げとか、窮余の策で起つた問題なんであります。そこでこれは一年間の予算を今年度の災害復旧対策費として全額を要求するならば、もう少しゆつくり補正予算を待つべきで、待たなければ到底できなかつたのであります。
○國務大臣(益谷秀次君) 六月以來の台風につきまして先般当委員会におきまして、その当時までの政府のこれに対する應急措置、その他のことに関連して御答弁を申上げたのであります。
なお補正予算の概要と申しまするか、大体八月初句でまかなおうじやないかという方針でありまして、八月中にただいま應急措置として支出いたした工事を完成して参りたいのであります。
さらにヘスター台風等の被害については、應急措置といたして相当の金額を融資いたさなければならぬという考えから、今関係各省間において一生懸命に研究いたして、近く結果が得られることと存じております。以上は本年の災害に対する本年春からの災害の概数並びにこれ事に対する政府のとりました緊急措の状況であります。
併しながらそういうふうな状態でありまするから、何とかしてこれに対する應急措置を講じなければならんということで、我々協議しました結果、すでに御承知の通りに、公共事業費のまだ認承の済んでおらない三・四半期以降の金の中から十億を目途として、これは十二億になりましたが、十二億だけ繰上げて災害に充当するということになつたのであります。
今まででありますれば應急措置は縣自身が大抵の場合は應急工事をやつておりましたが、最近御承知の通りに縣の財政が非常に苦しくなつておりますので、到底縣に任しておいて應急措置を講じろというわけには参らんので、それだけでも一應金を出して貰いたいということでこの話が進んだのであります。從つてこのデラ台風全体に対する措置はまだ考えておらないのであります。
解散というようなお言葉もありますが、事情で私も大臣各位が見えられぬのは不満には思うのでありますが、一應デラ台風を中心とする今回の被害に対する應急措置として、いかなる要望をなすべきかということを早急にきめる必要があるのではないかとこう考えますので、一應先ほどの御意見は御意見として、御出席の政府当局にでき得る限りの、質疑を皆様方から出して、その後これに対する要望事項を付議、決定いたしますよう希望する次第
そういういろいろな点からいたしまして、今のような標準におかれますと、他の地方と違つて非常に應急措置に対する費用にも困るのだから、むしろこういう規定は撤廃して欲しい。かかつただけはやはりそれを補助の対象にして欲しいというようなことを要求されておつたのであります。
次にこの失業保險制度は金銭によるところの一時の應急措置であります。併しながら失業保險制度は御承知の五人以上の工鉱業につきましての適用でありまして、五人以下の工鉱業には適用はございません、更に又引揚者についても適用ございません。或いは又御承知の農村等におきまする潜在しております失業者が、顯在して参ります際にも適用はないのであります。